無題

今急成長中のあるラーメンチェーン事情が特集を組まれていた。
その会社理念と社内競争の熾烈さに自分の就職先を重ねる。
外食産業は古くは江戸時代以降今日に至る歴史の中でまさに社会の変動と共に急速にその業態を変化させ時代時代に適応してきた。
巨大化しすぎた産業には人材問題が当然付きまとう。

「手に職を」

のスローガンのもとに、そのイメージからもっともたやすく手に入りそうな飲食業はろくでもない人間をたくさん抱えている。

店長不在のラーメン店の次期店長を巡って22歳、23歳、24歳の3人の若者が名乗りを上げた。
CEOや店長を含めた重役会議で選挙が行われる。
立候補者3人の決意証明としての演説。

やる気
気合
根性
やるからには死ぬ気で
うんぬん

そんな口先だけの戯言を並べ具体的ビジョンをまったく示せない連中が店長になり高給を得る社会がある。

飲食業としての本分、目的を欠き、目の前に名誉と金をちらつかせそういった連中をやる気にさせる会社理念に嫌悪感を示す番組司会者。

しかし自分に言わせればそのようなやり方に対し特別な感情などもたない。
それはきわめて明快で合理的なやり方であるし、なにより今の無知で無目的な若者をコントロールするにはこれ以外に有効な方法など見当たらない。

そういった連中に料理の魅力やあり方について語ったところで理解しないだろうし、当然イメージすることすら出来ない。イメージできないものには興味も関心もやる気も見せるわけはない。唯一金とか名誉とか分かり易い対象を除いては。

“店長になることが目的です。
その先はやってみなきゃわかりません。”

そんなことを言ってるうちはやはり店長どまり。
逆に言えば店長なんてそんなものだ。

しかしそんな会社も店長より上にいる人々は流石にすごい。
やはりそれだけの人間が集まっている。
本来会社とはそうあるべきだ。
権力ではなく実力のピラミッド構造。

やれ相続だのやれエリートだのくだらない指標で選ばれた本当の能無しがトップに君臨する大手企業のようなあり方は弱肉強食の本来的な浮世では存在し得ない。


「社長になることです。」

そう応えてきた就職面接を思い出す。
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  by gstomach | 2004-09-27 04:35 |

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