decoding

結局のところ、スクラップの中から一台のれっきとした車を創造することが出来る力と、
工場のライン生産で一日中ドアを取り付けているロボット職人では住む世界が違うのだ。

“ありよう”と“やりよう”、つまり“What to do?”と“How to do?”の違いでもあるように、
前者の「車」そのもののありようを知っていて、それにむかって物事を構築する人と
やりようありきでひたすら何かを生産する人では根本的に違うのと一緒で、
今の職場はまさにそんな感じでもある。

自分は一台の車をスクラップの中から拾い集めた部品でくみ上げることは出来るが、
工場で毎日ドアを取り付けているロボットに、工場でのドアの取り付け作業で一日や二日で
かなうわけもなく、それはどっちが良いという問題ではなく、
世界が違えば意味(価値観や概念)が違うのと一緒で、その世界で上を目指すのであれば、
そのシステムの中においてもパフォーマンスを発揮するしかないということ。

世界が変わったときに初心者になるのは当然で、しかもそのあと今まで培ってきた
経験を存分に発揮するにいたるまでにもそれなりの時間を要するのだ。

そのようなやりようを追求するシステムの中で、ありようを求めようとするにはそれなりの
苦痛と困難が付きまとうのは当然で、でも目指すべき頂がもっともっと上にあるのであれば
それは避けては通れない道で、それがフリーターと正社員の違いである。

つまるところ、フリーターは自分のごく限定された技術をストイックに磨くことに徹すること
に専念できるが、社員はそういった連中を扱ってチームを機能させていくマネジメント能力や
アカウンタビリティも同様に磨かなければならないということ。

システムの中で動くことには抵抗を覚えるが、逆にシステムを与える側の視点に立脚して
考えると、それがいかに合理的であるかがよくわかるし、だからこそ逃げずにそれを
受け止めてしっかり身体化しないといけないと思う。

金銭的な数字の感覚もさることながら、マネジメントにとって大切なのは
チームのサスティナビリティを維持改善することなのだと切に思う。
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  by gstomach | 2005-03-10 23:14 |

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