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Dreamer

昨晩大学時代の友人と電話した。

彼女は大学卒業後フリーターをしながら自分のやりたいことを模索し続けて4年目。
昨年、「カフェを開きたい。」と口にしたのを聞いてからしばらく、彼女がやっていたことと
いえば、実家での家事と大手設計事務所での模型づくり。。。???

飲食業界での経験は一切無く、客商売というものが、いやそもそも商売というものが
なんたるかを全然わかっていないんじゃないか?というのが僕が不安に思っていたことで、
昨日それを確認してみたら案の定、

「自分の感性を活かして、それを売りにする。」

とか言ってしまった。

電話だし突っ込むのもどうかと思った。
しかしこれではまずい。

カフェを開く勉強のためにある店を面接したが、
動機も考えも甘い!と一蹴され、そのときされたアドバイスにしたがって
新しいことにチャレンジするよりも今まで培ってきたものを伸ばす方向に転換したらしい。

たしかに、今まで培ってきたものは活かして伸ばすに越したことは無い。
それがオリジナリティに繋がるし、唯一の武器になりうるからだ。
しかし、その前に最低限心得ておかなければならないこと、身に付けておかなければ
いけないこと、知っておかなければいけないこと、やらなければいけないことが
たくさんある。

現場仕事を知らずに店を運営できるのか?
経営を学ばずにどうやって商売をするのか?
そもそもあなたの感性は商品価値があるのか?
最低限の業務をこなせるのか?
などなど。。。

チェックシートに起こせばきりが無い。

これでは考えが甘いと言われて当然。
無知ほど怖いものはない。
やりたい気持ちだけで起業できるほどビジネスはあまくない。
今まで培ってきたものはこれからやろうとすることにいくらか寄与するのか?

残念ながら無謀だと言わざるを得ない。

ビジネスを口にしたとき嫌悪する気持ちはよくわかる。
だからといってビジネスを抜きにしては商売は成り立たない。


ただ、「それは無謀だやめたほうがいい。」という普通のアドバイスは誰にでもできる。
だから自分と話したおかげで何か突破口を開けるような実りある建設的な対話に
しなければならない。

電話ではとても話しつくせなかったけれど、今度実際に会って話をする機会があるのなら
そういうアドバイスもできればいいなと思う。

せっかく同業者になりうるのだし、同じ専攻をした仲間である。
自分が言わんとする建築的都市的発想も容易に理解できよう。
結局はそれが自分の都市“食”プロジェクトの一端を担っていく可能性もあるのだ。



多分彼女のやりたいことは、既存概念であるところの“カフェ”ではないのだ。
それに代わる何か別の概念を新たに創出しなければなるまい。
カフェは無理でも、その何かならば事業成立性もあるかもしれない。

例えばこのような仮定をたててみる。

せいぜいアイデアで留まる単発のビジネスは、それはそれで成立するかもしれない。
ところがアイデアを理念や哲学的なレベルにまで高めて抽象化、普遍化すると
それはもはや単なるビジネスではなくなる。

立派な社会活動であり街づくりであり環境整備である。

Think Global, Act Local.

とはこのことだ。

自分はさらにそれを学術分野に落とし込みたい。
これこそが産官学の理想的トライアングルになりうる可能性があるのだと考えている。

  # by gstomach | 2005-05-26 09:51 |

Floating Value

価値観浮遊性

現代社会の一側面を的確にえぐる概念の一つ。
フリーターやニートの激増も価値観浮遊性の結果。


東京に住み始めて一番感じることは、何に関しても無駄が多いということ。
社会、環境自体無駄のかたまり。
このような無駄の中で生活していると、何にも不自由しない反面
失われる感覚というものが非常に多い。

よほどの幅広い知見とビジョンをもって日々意識的に生きていない限りは
みんなニート的感覚になってしまいそうだ。

一度ミュンヘンに住んでみるがいい。

都会なのに田舎っぺまるだしのあの感覚。
生活するには最高の環境。
服装はださいが溢れる感性。
街全体が醸し出す雰囲気から得る感銘。
どれもこれも感動する経験。


話が飛びすぎた。

住んでみないとわからない。

  # by gstomach | 2005-05-25 02:38 |

Meat meets Meat.

500G STEAK!!

ビックステーキのさらに上を行くメガビックステーキを、
勤務地に程近いステーキハウスへ食いに行く。

今日はオフ。夜勤明けで夜に目覚めた後のさながら朝食を肉初め。

最近仕事でステーキを焼く機会が増えたため、肉が気になって気になって
仕方が無い。

というわけで以前から気になっていた500グラム1500円という嘘のようなステーキを
はじめて食してみることにした。

味は推して知るべし。
このステーキの魅力はなんといってもその値段とボリュームにある。
生ビールとライスとセットで食えば食後単純に1.5キロは増えている。
しかも顔面筋肉痛だ!!


先日26の誕生日を迎えたのと関係があるのか無いのか、
150グラム5000円のちっちゃな極上ヒレステーキの方が今はお好み。


ともかく財布と本一冊、ビールにステーキというやさくれた雰囲気がこの街の
雰囲気と妙にマッチしていて気分はアウトロー。

  # by gstomach | 2005-05-24 23:19 |

Dead or Alive

入社早々会社の経営陣に大変革が起こりつつある。

名実共に社内一のNo.2のS氏が抜けることの影響は計り知れない。
この人と仕事ができるからこの会社に入社したという人が如何に多いことか!

通常の企業じゃ経営陣の変革など現場の人間にはさほど影響のないものかもしれない。
けれども、この会社は違う。

カリスマなのだ

ある意味社長以上に。

このS氏最後の講習会が来月本社で開かれる。
前回の講習会で見事合格しこの講習会に参加する資格を得たので、
是非日本一のサービスマンの真髄を堪能してこようと思う。

意思と魂を継承するのが我々の務。

  # by gstomach | 2005-05-22 09:42 |

Happy Birthday

誕生日を向かえ26歳になりました。

幸か不幸か仕事をして向かえた誕生日は、店の仲間に祝ってもらえて、
さらにはお客さんにまで。感動しました


最近は藍でそうだったように自分で作ったものをウェイターが忙しい場合などに
なるべく自分でサービスするようにしていて、コックコートを着たシェフが自らサービスする
店の本当に楽しげな絵がうまく描けてきたように思います。


26歳になって

今の自分にはけして満足などできないけれど、とにかく四半世紀生きてきたことに
ご苦労様。そして今まで自分を育ててきてくれた両親や諸先生方、先輩、友人、後輩
などなどあらゆる人々に感謝したいと思います。


あいがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  # by gstomach | 2005-05-20 10:19 |

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