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ドッグ・イアー

読書をしていて、あとで読み返すべきページの上隅を少し折っておくことをドッグ・イアーといい、私はそれをしながら本を読むのだが、今日は気づいたら20ページに渡って連続的に折込をしてしまったくらい、参考になる箇所に遭遇した。

「読書をすることは新しい知人が増えることと同意だ。」

とは親愛なるゲーテの言。



さて、建築デザインについて。

それが絵画や彫刻と違うのは、人間の手を経ると同時に、ほかに数段階の媒介を通過して、はじめて具体的な《もの》になるという、間接的な機構しかもちえないわけで、そういう媒体を通過させる、すなわちコミュニケーションを可能にする論理化が必要になるわけだ。

それは軽量化したものではなく、形態の意味や空間の記憶や感覚の種類を定義し特定のルールに従った記法を完成させることである。その記法によって、空間体験が記録できるとすれば、つぎには、その記法を操作することで、新たなデザインに連結することも可能になるだろう。

音楽にとっては、音を単純化して楽譜として記録することに成功したときから、そのコミュニケーションの可能範囲は拡張した。それに対してわれわれには設計図という手段がある。

しかし設計図の内容がいまや問題になってくる。

具体的な物体ならば、その形態を描けばいいけれど、空間が線的に、すなわち、《時間》を軸にして連結されるような事態について、われわれはまったく記述の手段を持ち合わせていないのだ。
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  by gstomach | 2004-10-12 02:08 |

知的財産生産術

一月に百冊もの本を読むという福田和也氏も、私が愛読する物書の一人。
理由はやはり、自分と論旨が似ているということ。といっては失礼か。
彼の一流の批評に大いに同感する点がある、とこういうこと。

さて、

「いろいろ研究してみたところで、結局実際に応用したものしか頭に残らない。」

「重要なことは、決して使い尽くすことのない資本をつくること。」

「何もかも独学で覚えたというのは、ほめるべきことなどとは言えず、むしろ非難すべきこと。」

・・・ゲーテ


以上を踏まえた上で、自分のおかれた状況に照らし合わせる。
職場以外で生産的議論(コミュニケーション)をした記憶が、少なくともここ数年はない。すなわち職場以外に議論に耐えうる知的財産を持ちうる人間が如何に少ないかを明るみにする。ここにおいて、今の職場を7年もの期間にわたって継続している意味がはっきりとする。しかし、これではいけないのだ。議論がまた議論を呼びいつしか果てしなく燃え盛る知的トークバトルへと昇華する、そのような機会が別に必要なのだ。そして常に必要なのだ。

かの福田氏は、週に3,4回は、氏がサロンと呼ぶレストラン会合(自然発生的な)に足を運び、様々な知人(知的財産所有者)と、議論することで、あの爆発的生産力を生み出しているという。たしかに、自分と同等かそれ以上の財産所有者と会話すると、学ぶことや発見することが如何に多いことか!その意において、格下との会話は常に一方的な教育で終わってしまい、何も生産しはしない。

自分にとって指標を与えてくれる集団を熱望する今日この頃。
そこに帰属するのではなく、当然真っ向から勝負するスタンス。
これが私の様式(スタイル)。
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  by gstomach | 2004-10-11 02:35 |

ゲーテやらハイデガーやら

自分が昔から関心を持ち、常に座右にしてきた彼らの記述は、図らずもドイツ生まれで、そして去年縁があってドイツへ。
そこでは彼らの書物を脇に携え電車に乗り込み、彼らの足跡を訪ね歩いた。

何を持って通常敬遠されそうな彼らをそこまで愛するかといえば、それは彼らの言葉、記述が一切の抵抗なく自らのうちに取り込むことが出来、また、応用できるからである。

それは自分にとってまさに水にも等しい。

以前から気にかけていた、声に出したくなる日本語の著者、齋藤孝さんが最近出版された座右のゲーテと言う読み物は、私が言わんとするところの主要な箇所が、見事に編纂されており、書店で見つけるやいなや一気に読みきってしまった。

同じゲーテファンということで、なぜ自分が彼の出版物に興味をそそられえるのかその理由がわかった。上記の書物に関して言えば、コアなゲーテファンとしては、あと2倍くらいの分量がないと満足できないといったところか。

私は物事や問題に対する取り組み方の多くを、この二人から学んでいる。
それが何の抵抗もなく理解できることが一番の理由であるし、自分の直感を裏付けるものとしてこれほど偉大な人物も他になかなか見当たらないからである。
そういう意味で、私の彼らに対する取り組み方は、まず自分が直感的、経験的に収穫したものに形式と意味を付加するための確認作業であるといってよい。




今日また新しい直感が豊かな意味と形式を与えられ、自分のツールとなって昇華した。
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  by gstomach | 2004-10-10 00:48 |

外人旋風

非常に大型で強い台風22号が近づいている。
先日の震度4の地震に大いにはしゃいだ初体験の留学生達は、
この短期間に2つも日本独特のものが体験できてハッピーだという。

一番怖がっていたらしいステファニー(フランス)は、
Don't make me mad!
と叫んでいたらしいが、今はまだ土砂降りなだけで風の伴わない
台風を大いになめていた。

ドイツ人で侍マニアのトーマスは変人で、酒も飲めないくせに大はしゃぎ。
ベルギー人のトムは、相変わらず人の名前を微妙に間違えながらも
もっともかわいらしい反応を示す。

ポルトガル人で親友のジョアオンとサラはひたすら
Fantastic!だと叫んでいる。

あともう一人関係ない留学生が紛れ込んでいたが、なかなか骨太そうなそいつは
「明日サーフィンに行きたいんだけど、行けるか?」
と聞いてきたので、
It'll better for you to stay in your room for all day tomorrow.
といってやったら、
「せっかくの休みなのにお前は俺に部屋にじっとしてしていろっていうのか?」
と無茶苦茶。
It's OK. Go to beach, if you want.
There are very big waves, whether good wave or not, and heavy rain, strong wind! These all are waiting for your coming!

といってやった。

最終的には
「わかったじっとしてるよ。」
としおらしくなったのだが、それが若干かわいそうに思えたので、日曜は晴れるよと教えてあげた。
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  by gstomach | 2004-10-09 00:43 |

さらに高く深きもの

感動が薄れメリハリのない日々が続く。

滅私。

自己内発的な何かを抑え自然(じねん)の揺らぎに委身す。



前田普羅
渡辺水巴

各人の詩を「芸術的能力の美」の発露と見る。



  雪解川(ゆきげがわ) 名山けづる 響きかな      普羅 
  樹々の息を やぶらじと踏む 西日かな          水巴



いずれも気宇の大きさと、主観の、対象を抉る恐ろしさを帯びた鋭さが迫ってくる。
主観といえば、それを滅して情景を描写し、記述することが可能な日本語は高く深い美を秘めている。これを無理に英語に訳そうものならその美しさは微塵もなくなるだろう。



最近、私は私を、俺は俺を、僕は僕を、意識しすぎていたのではないか。

自己中心的であることをマイペース、
世間知らずであることを個性的、
などと決して、けっして言ってはならない。
無知は罪である。
使用を間違い意味のまったく異なってしまう言い回しを指摘することを、
どうでもいいことに突っ込むな、とか言うでない。

意思は明確に、表現は適格に。

適格とは的確ではない。


ワイよ。
ごちゃごちゃ御託を並べるな。
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  by gstomach | 2004-10-07 00:31 |

ラストスパート!

ラスト12時間耐久レース。
全64ページ中残り20ページ。

一睡もせずに敢行します。
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  by gstomach | 2004-10-03 23:58 |

一息つかせろ

月曜の研究会に向けて資料作成中。
かれこれ丸2日間は徹夜作業。
とりあえず今山越えか。

イチローが偉大なことをやってのけたのに
根をあげてなんかいられるか


pp 死にそうになって仕事してたのを見てシフト代わってくれた同僚に感謝。



最近の出来事

研究室に新しい先生が来た。
一緒の研究会に出ている人なのでますます気が抜けなくなった。

留学生がやってきた。
ドイツ人とベルギー人とフランス人。
来週はポルトガル人が合流予定。
研究会用にフォーマルな英文ばかり翻訳しているので
口語英語が堅くなってしまった。
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  by gstomach | 2004-10-03 04:22 |

運命

以前不慮の事故で小学校時代の友人がなくなった。
そのときは実感すらもわかないし、名前もはっきりと思い出せなかった。

事故から2ヶ月。
事故ではなくて同僚による放火であったことが判明。
怒りとかそういう感情なのかわからないが、やりきれない。
これも運命なのだと思えばこそ、やはり浮世は無常である。
人間は運命にどこまで関与できるのか。しているのか。
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  by gstomach | 2004-10-02 05:25 |

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